介護保険の要介護認定通知後のケアマネージャー選定について

本日、介護認定結果の通知が郵送されて来ましたが、正式名称としては
「介護保険 要介護認定・要支援認定等結果通知書」という書類でした。

そして、文面としては以下の通りです。

平成○○年○月○日にあなたが行った要介護認定・要支援認定等の申請について、

介護保険法第27条第5項・第32条第4項(それぞれ他の条項において準用する

場合を含む)において次のとおり審査判定されましたので、認定し通知します。

被保険者番号 : ○○○○○○○○○○

被保険者氏名 : ○○○ ○○○

認定結果   : 要介護2

理由     :

介護認定審査会の意見  :

・サービスの種類の指定

さらに、「介護保険被保険者証」も同封されていました。

 

先日の介護認定調査員の方の質問に対して、母は普段の生活で
「できない」ことも「できる」と返答していましたので、
どれぐらいの介護度になるのか少々不安がありましたが・・・

どうやら、母は、「要介護2」ということでした。

それで、「要介護2」という判定が出たということは、
調査員の方にそれなりの”眼力”があったということなのでしょうか?、
それとも、主治医の意見書によるものでしょうか?

実際は分かりませんが・・・

 

要介護2ということは、「軽度の介護を必要とする状態」のようで、
身の回りの世話の全般に助けが必要となっています。

具体的には、自力での「立ち上がり」「歩行」「移動」などが
難しいために、なんらかの支えが求められます。

また、「排泄」「食事」「風呂」などでも見守りや手助けが
必要な場合があるようです。

 

確かに、母は足の膝が悪いために両足がほとんど曲がりませんので、
自力での立ち上がり方は、まさに”アクロバット”のようです。

立ち上がる時に膝が痛い母の起き方はまさにアクロバット!

また、歩き方も足を曲げないまま両手を少し広げてバランスを
取りながら歩きますから、まるで、旧式の”ロボット”のようなのです。

それから、認知症の症状が関係する問題行動や理解の低下という面でも、
母の状態としてあてはまるものと思われます。

これで、母の介護度が分かりましたので、これからは介護保険を使って、
まずはじめに取り組みたいのが、膝が曲がらない母の「歩行」を
支援することですが、部屋の手すりの設置、踏み台の設置、それから、
歩行補助杖などをレンタルすることになるのでしょうか。

 

その前に、ケアマネージャーさんを選定することが必要です。

ケアプランの作成や介護サービスのコーディネートなど、
これからの介護を全面的にサポートしていただく重要な立場の方ですから、
どのようにして探せばよいのか悩むところですよね。

その第一歩として、地域包括支援センターへ行きますと、
ケアマネージャーさんの事業所のリストをいただくことができます。

そのリストから、事業所が家から近いのか遠いのかということが
判断できますし、また、在籍人数も分かります。

さらに、介護の得意分野が把握できることもあるようです。

というのも、病院やクリニックが関係している事業所であれば、
病院や医療機関などとの連絡がスムーズに行くのではないかと
考えられるからです。

 

また、ケアマネージャーさん自身がどのような経歴があるかにより、
専門的な知識や得意分野が見えてくることもあります。

例えば、看護師の資格を持っている方であれば、病気への対応能力が
期待できますので、医療面のケアを第一とする場合に適していると言えます。

その一方で、介護福祉士を経験されている方であれば、
生活全般でのサポートを期待することが出来るかと思います。

(但し、実際はそう単純なことではありませんが・・・)

 

その他に大事なのが、いろんなことを いつでも気軽に相談しやすい
ケアマネージャーさんかどうかということが挙げられます。

「えっ、そんなことが関係があるの?」と意外に思われるかもしれませんが、
たとえ小さなことであったとしても、こちらが遠慮することなく
話しができる方であればサービスの依頼もしやすいですし、何といっても
信頼関係が増していきます。

(信頼関係という意味では、守秘義務を守る人かどうかも関係しています。)

反対に、ケアマネさんにちょっとでも相談しにくい雰囲気がありますと、
大事なことでも相談しないまま物事を進めてしまって、
後になってから あの時一言でも相談していれば
こんな大きな問題にはならなかったのにと後悔することになりかねませんので、
やはり注意が必要のようです。

 

最後に、こちらの依頼に対してどのように対応してくださるか
ということも関係があります。

中には、連絡がなかなか取れないケアマネさんや、連絡は取れるけれど
対応してもらうまでに少し時間が掛かる方もいらっしゃるようです。

それで、可能な限り連絡が取りやすく対応も早い方が望ましいと言えます。

このように、迅速な対応というのはとても大事なことですが、
しかし、早ければ良いというわけでもないようです。

というのも、ケアマネージャーさんが所属している事業所の
売り上げになるようなサービスを まず第一に紹介される方が
いらっしゃるからです。

ノルマがあるのかどうかは知りません。
また、事業所全体の売り上げが関係しているのかもしれませんが、
利用者側の立場に立ってケアしてくれる方が望ましいと思います。

 

ケアマネさんを選定する際の簡単な注意点を幾つか紹介しましたが、
ちなみに、実家の場合は、弟の知り合いのケアマネージャーさんに
お願いすることにしました。

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