数年ぶりに遠方に居る兄から電話がありました。
わたしが電話に出たとたんに、ほとんど挨拶もなしに・・・
「お母さんは、認知症らしいが ようすはどうなのか?」
「どうしてもっと早く対処しなかったのか?」
「母に認知症の薬は飲ませているのか?」
「いったい、何をやっているのか?」
と矢継ぎ早に、しかも、切り口上で問いかけてきました。
こちらとしては、一体なにが何だかよく分からないので、
とりあえず話を聞いてみますと、どうやら、母の認知症について
父から兄へメールでの連絡があったらしく、
母親の状況を知るために急に電話をしてきたようです。
それにしても、久しぶりに連絡してきたのに、
いきなりこちらを責める口調で話をしてくるものですから、
カチ~ンと頭にきましたし、たまったもんじゃございません!!
それで・・・
母が物忘れや探し物ばかりしていること、
お金を弟に盗まれたと思っていること、
料理がおっくうになりほとんどが同じメニューになったこと、
母を物忘れ外来の病院に連れて行ったこと、
病院へ連れて行った時に罵声を浴びせかけられたこと、
介護認定を受けるための要介護認定の申請書の提出や、
介護認定調査を終えた後に、また罵詈雑言の雨嵐だったこと、
実家の家庭電化製品や家具などがことごとく壊れていること、
同居している弟は居候&お殿様気分でほとんどなにもしていないこと、
そして、病院へ行きたがらない人を首に縄をつけて連れていけますか?
とこちらの状況を洗いざらい説明しますと、
ようやく事情が把握できたようで、兄の声のトーンが変わってきました。
それにしても、久しぶりに連絡があったと思ったら、
自分は何もしていないし、何も知らなかった(知ろうとしなかった?)のに、
上から目線で 兄貴風吹かせて・・・
「一体どうなっているんだ! 事情を説明しろ!」という文句を言うのは
何様なのでしょうか?
そこで、兄が強い口調で口出ししてきた理由について考えてみました。
1.母親が病気だと急に知って驚きと動揺を感じながら 本気で心配していて、
どうにか助ける方法はないのかと必死の思いで感情的になっている。
2.自分は家族なのにまったく何もしていない、つまり、怠慢で無責任なので
母や介護をしている家族に対して申し訳ないという罪悪感を感じ、
その裏返しとして過敏に反応している。
実際のところ、兄のホンネの部分は本人に聞いてみないことには、
わたしにはわかりませんけど。
それでも、もし仮に介護について口出しをするのであれば、
お金や時間を出さなくても、いろいろとアドバイスをするよりも、
まずは、介護をしている人に対してねぎらいの言葉をかけるなどの
最低限の気遣いを示す方がよいと感じました。
いきなり、「あれはどうなのか? これは出来ているのか?
こういう方法がある。これは試したのか?」などと言うよりも、
まず第一には、優しく丁寧に感謝の言葉を述べるのが大事だと思います。
それから、いろいろと文句を言うよりも、相手に受け入れられやすい仕方で
具体的なアドバイスの方が喜ばれると思いますが・・・
本日の教訓:
親兄弟という肉親の家族であっても、
友人や知人や知らない人であっても、
上から目線で人と接してはいけないと思いました。
そして、何かをしていただいたときには、まずは、
相手に対してねぎらいの言葉を掛けるのは大切だと思いました。
肉親に言われる方が腹立つ気持ち分かりますけど、口だす人がいるだけましですよ。
しかも肉親。絶対に扶養の義務あるし。
私は親戚に、小学4年に交通事故にあって、脳に障害が残り、暴れるようになったため離婚した父親を、脳梗塞で介護がいるようになったとたん押し付けられて、義務がない安心したテリトリーから好き勝手されて言われて、何度泣いたか分からないです。
25歳になった自分はもっと幸せだと思ってました。
死にたいけど、人生のもととるために踏ん張ってます。
弟って人種は人でなしですよね。
あなたも、一人で抱えず、究極、トンズラ出来ることを忘れずにいて下さい。
良いことありますように。
コメントありがとうございました。
世の中 上を見ても下を見ても切りがないと思いますし、
それぞれが置かれた状況でどのように考え・行動するかが
大事だと思いますが・・・
ついつい、慣れない介護で次々と状況が変化するのと、
まるで他人事のような肉親の態度に少々イラッとしてしまいました。
そのような中、たなか様 のコメントがとても励みになりました。
心から感謝しています。ありがとうございました。
どうぞ たなか様 も 無理をなさらないように。