訪問リハビリの内容|オーダーメイドで丁寧な指導に感謝!!

父はデイサービスの他にも、
週に1度デイケアサービスを利用するようになり、
専門的なリハビリを行なっていただいております。

そして、リハビリの効果でしょうか?

普段の父の体の動きが、
わずかながら良くなっているような気がしています。

でも、家の中での実際の生活となりますと、
一人で寝床から起き上がることが出来ないままの状態が
あいかわらず続いております。

 

布団から起き上がる、立ちあがるというのは、
人が活動する上での原点だと思います。

ですから、なんとかして一人での起き上がりや、
立ち上がりが出来れば、
人の手を煩わせずに行動できますので、
自尊心も保てるのではないかと感じます。

それで、もう少しリハビリをする機会を探しました。

 

しかし、父は既にデイサービスとデイケアサービスを
利用していますので、週に2日 初期の認知症の母が1日中
家でひとりで過ごすことになっています。

ですから、もうこれ以上母をひとりにするのは不安ですから、
デイケアサービス(通所リハビリ)を増やすわけにはいきません。

それで、通所リハビリ以外のリハビリの方法がないかを
調べることにしました。

そうすると、「訪問リハビリテーション」という存在を
知ることになりました。

 

訪問リハビリテーションについて

同じリハビリテーションでも、
通所リハビリ(デイケアサービス)と訪問リハビリは違うようです。

基本的には、通所リハビリでも訪問リハビリでも、
理学療法士や作業療法士による専門的なリハビリを受けることが出来ます。

しかし、”自宅での生活”を続けていくための改善という点では、
汎用的な機能訓練メニューとは別に、
それぞれの家庭での独自のメニューが必要となってきます。

そこで、関係してくるのが訪問リハビリテーションです。

 

訪問リハビリテーションの内容

訪問リハビリテーションの内容としては、以下のようなメニューがあり、
理学療法士や作業療法士の方による個別のアドバイスを受けることが出来ます。

●日常生活動作(歩行・食事・トイレ・入浴など)の練習や指導
●介護・介助方法の検討・指導
●コミュニケーション(言語)の練習や指導
●福祉機器・福祉用具・補装具の指導
●住宅改修(てすり・段差解消など)の指導
●外出の練習

 

通所リハビリと違って訪問リハビリの場合は、
利用者の生活状態や、それぞれの自宅の環境に応じて行われます。

また、生活する上で困っている点などを相談すれば、
どのように改善すればよいのかなどの
具体的なアドバイスも受けることが出来ます。

例えば、ベッドの形や高さも配置もそれぞれの家庭で異なりますし、
家の中の段差も違えば、ドアの構造や開け閉めの仕方、
畳の部屋かそれともフローリングか、
生活導線や、利用者の体の状態や動きなどが違っています。

それに対して、一人一人の「生活」や「暮らし方」に合った
適切な応対をしてくれます。

つまり、痒い所に手が届くような、
まさに、オーダーメイドの訓練や指導を受けることが出来るのです。

ですから、在宅での介護の状況を改善したい方には、
とても助かるサービスだと思います。

 

訪問リハビリテーションでのアドバイス

ちなみに実家では、

・寝床から一人で起き上がることが出来ない
・ソファベッドからの立ち上がりが悪い

などを改善したい旨を相談したところ、
とても丁寧で適切なアドバイスをいただきました。

 

どのようなアドバイスかを具体的に紹介します。

まず、「寝床から一人で起き上がることが出来ない」については、
父の今の状態を把握するために、実際にベッドに寝て、
それから一人で起き上がる動作を確認されました。

そして、「立ち上がり補助具」を導入すれば、
一人での起き上がりが十分可能だ ということになりました。

 

続いて、「ソファベッドからの立ち上がりが悪い」についても、
一旦ソファに座って、どうやって起き上がっているのかを
確認しました。

しかし、ソファベッドからの立ち上がり場合は、
突っ張り式の「昇降支援用手すり」が導入できれば、
立ち上がりをサポート出来たようですが、
木造家屋の和室天井ということで、
設置は出来ないだろうということでした。

このように、訪問リハビリテーションにより、
父が実際に家で生活していて困っている点を
改善する上で役に立つ有益なアドバイスをいただきました。

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