母のようすがヘンなので眼科で診察すると網膜剥離だった

母の膝の痛みが、月に一度のヒアルロン酸注射でとりあえず
一段落ついたかと思いましたら、今度は別の病気が見つかることになりました。

本日実家に行って両親と話をしていますと、今までになく母の目やにが
たくさん出ていましたので、「目はどうかしたの?」と聞いてみますと、
「いや、別に何ともない」ということでした。

まぁ 本人が何ともないというので、大したことはないのかと考え、
食事の準備を少し手伝って、両親の食事の時間になりました。

そして、母が食事をしているようすを見ていると、
どうもご飯の食べ方がこれまでと違っていました。

テーブルの皿の上に盛り付けているおかずを取る時に、
おかずではなく皿をつついたり、ご飯茶碗にご飯が残ったまま、
食事を終えようとしています。

それで、「ご飯がまだ茶碗の中に残っているよ!」と伝えると、
「あら、ホント! 分からなかった。 見ているようで見えてないねー」と
言って 残っているご飯を食べています。

他にも食事の後、新聞を読む際にも、新聞と目との距離が近いどころか、
まるで新聞を舐めるような感じで読んでいます。

ですから、わたしは「お母さん、目が悪いんじゃないの?
ちゃんと、見えてるの?」と聞きますと、「視力はよくないけど、
見えるのは見えてるよ! だから大丈夫。」という返答です。

ご飯の食べ方や新聞の読み方からしますと、どうも母の目のようすが
おかしいと思いましたので、緑内障・白内障、加齢黄斑変性なのでは?
と疑いつつ、早いうちに眼科に連れて行こうと思いました。

それこそ、早期発見&早期治療です!!

 

ここのところ 物忘れ外来、整形外科、そして今度は眼科へと 病院通いが
続いていますので、母は眼科へ行くのを嫌がるかと思いましたが、
しかし、整形外科に行ったついでに、眼科へ連れて行きますと
意外とすんなりといきました。

それで、これからは、母を病院へ連れて行くときには、
家から出たついでに幾つかの病院をはしごすることに決めました。

 

そして、眼科にて診察していただいた結果、
なんととても驚いたことに「網膜剥離」ということでした。

先生の説明によりますと、「網膜剥離の手術を受けることもできますが、
術後は しばらくの間うつ伏せ姿勢を保たないといけませんので、
ベッドにうつ伏せで安静が必要となります。」とのことでした。

つまり、寝ているときだけでなく起きている時も常に下を向かなければならない
ということですが、母は認知症のためうつ伏せ姿勢で安静にしておくことは
とても難しいので、非常に無念ではありましたが 諦めることにしました。

わたしとしても、「早期発見&早期治療!!」とあれほど言い聞かせていたのに、
どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのかと、
本当に残念でなりませんでした。

(また、その時点では、かろうじて光を感じることが出来たようですが、
 それからしばらくして 網膜剥離した目は失明することになります。)

 

その後、実家に母を連れて帰った時に弟と鉢合わせになったので、
「お母さん、網膜剥離になったんよ!片方の目が失明するかもしれないのよ!
どうして、親のようすに気を配ってくれないの!」と、つい厳しい口調で
言ってしまい、それから、弟と口喧嘩になってしまいました。

 

実家の状況として、初期の認知症、両膝の痛みによる緩慢な動作、
そして、網膜剥離 ということで、母の介護認定を取得申請するように
考え始めました。

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