母の介護認定を受けるには|申請書作成手続きから認定まで

初期の認知症、両膝の痛みによる緩慢な動作、網膜剥離 ということで、
これからは介護保険のサービスを利用しなければ、実家の生活は
成り立たないと考えて、母の要介護認定を申請しようと思い、
弟へ掛かりつけの病院に連絡するように促しました。

すると、「介護認定の手続きをするように」、それから、
「その後、役所からかかりつけ医の意見書の用紙が来る」と
言われたようです。

それで、わたしとしては、分かったような分からないような
気持ちでしたので、要介護認定の手順をインターネットで検索し
かかりつけの先生の意味するところを調べることにしました。

そして、介護認定を受けるにはどうすればよいかの大まかな手順は
分かりましたが、「要介護認定の申請書」はどこにあるのかなどを
知りませんでしたから、とりあえず わたし一人で地域包括支援センターへ
行ってみました。

(住んでいる地域にもよりますが、申請書のPDF形式のファイルは
 インターネットでもダウンロード可能となっています。)

 

地域包括支援センターでは、担当の方が丁寧に分かりやすく
説明してくださいました。

その手順としては、

まずはじめに、「要介護認定の申請書」を役所に提出します。

続いて、提出した申請書にもとづき 役所の調査員が自宅を訪問して、
本人から聞き取り調査をします。
(その際、あらかじめ訪問する日時が連絡されますので、
家族が同席して生活状況など補足的な説明をするとよいらしいです。)

また、役所から掛かりつけ医に対して「主治医意見書」用紙が郵送され、
医学的な見地から 現在の病気の状態などが記入され、意見書が作成されます。

その後、「訪問調査」「主治医意見書」をもとにして、
「介護認定審査会」により どれぐらいの介護が必要かを審査し判定されます。

そして、「認定結果の通知」が自宅へ郵送されます。

このように手順は分かりましたが、わたしは2つほど素朴な疑問がわきました。

1つは、介護認定がおりるまで約一か月ほど掛かりそうですが
(申請から結果の通知までは30日以内というきまりがあるようです)
それまでの間は自分たちで何とか介護するしか方法はないのかということです。

確かに、書類を書いて提出して、聞き取り調査があり、お医者さんの
見立てがあり、それから総合的に かつ 客観的に判断するとなると、
ある程度の日数は必要かとは思いますが、高齢化社会となった今は
需要と供給のバランスで、申請件数の多いときは仕方ないのでしょうねぇ。

そこで、またまたネット調べてみますと、認定が通知されるまでの間にも
介護サービスを依頼できる「みなし要介護者(仮称)」という制度があるようで、
国の制度というのは細かなところまで良く考えられているなぁと感心しました。

それから、もう1つの疑問というのは、
いただいた「介護保険 要介護認定・要支援認定等申請書」を見ますと、
「主治医」の項目がありまして、「受信状況(通院中・入院中)」などの
記入欄があります。

実家の両親は、近所に掛かりつけ医があるので構わないのですが、
主治医がいない高齢者の方々は、どうするのでしょうか?ということです。

これに対しても、答えがキチンとあるようで、「市町村が指定する
医師の診断を受けて意見書を作成する」ことが出来るようです。

 

最初は、母の介護認定を受けるにはどうすればよいのか
分からないことだらけでしたが、少しずつ介護に向けて
物事が進んでいるようです。

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