ケアマネージャーさんから介護保険の継続についての電話がありまして、
今月中か来月の初めまでに、母を掛かりつけ医の診察を
受けさせてくださいとのことでした。
そう言えば、介護保険は一度認定を受けたらずっと大丈夫というわけではなく、
保険を継続して利用するためには「更新申請」をする必要があります。
最初の要介護認定の申請の際は家族が行いますが、更新手続き等は
ケアマネージャーさんが行ってくださるケースが多いみたいです。
しかし、こちらとしては何もしなくてよいというわけではなく、
掛かりつけ医に母の容態を診てもらう必要があります。
確かに、診てもらわないと今の状態が分からないですから
「介護保険主治医意見書」の作成ができませんよね。
でも、ここで問題が発生することになりました。
実は、母の掛かりつけ医は、現在2カ所あるのです。
1箇所は、最初の要介護認定の申請の際に お世話になった内科医で、
もう1箇所は、両足が悪いために通院している整形外科です。
整形外科の方は、1ヶ月に一度ぐらいの間隔で通院しているのですが、
内科医の方へは介護認定申請のときに行ったきりで、
その後は一度も診察に行っていないのです。
それで、介護認定のいきさつから考えると内科医の方へ診察に行くのが
筋だろうと思いまして、母に介護保険の継続のために、
内科のかかりつけ医へ行くように電話で促しました。
そうすると、
「はあー???」
「なんでわたしが○○(内科医の名前)へ行かないといけないの?」
「○○へは、絶対行かないから!」
と、かかりつけ医へ行くのを完全拒否して、電話を切られました。
思い返せば、介護認定申請のときに内科医へ行った帰りに車の中で、
「あの医者はヤブだ!!」と乱暴に言い放ったことがありました。
それについて これはあくまでも憶測ですが・・・
母の介護認定申請の診察の際、認知症の確認のために
「今の季節は?」
「年齢はいくつですか?」
「今日は何曜日ですか?」
というような問診をされ、
バカにされたと思い込んでしまったのではないでしょうか・・・
ですから、そのようなところには二度と行きたくないと
思っているのかもしれません。
しかしそうは言っても、介護保険更新申請 が関係していますので、
何とかしなければなりません。
それで、父に電話して病院へ行くように促してもらいましたが・・・
やはり、ダメだったようです。
そこで、電話でダメなら直接会って話をしようと思って
実家へ行きました。
そして、まずはコーヒーを入れて母に落ち着いてもらってから、
やんわりと話を切り出しました。
すると、母はいきなり逆上して、
「行かんと言ったら、絶対行かん!! ○○には行かん!!」
なおかつ、わたしを睨みつけながら・・・
「何しに来た! あなたに用はない!! とっとと 帰れ!!」です。
ということで、どうしても内科医へは行かない模様です。
介護認定更新申請をするためとはいえ、
首に縄をつけて無理やり連れて行くわけにはいきませんので、
内科医に連れて行くのはあきらめました。
でもこのままでは、更新申請が出来なくなります。
そして思いついたのが、もう一つの掛かりつけ医の整形外科で
介護保険の意見書をお願いできないだろうかということです。
そう言えば、
その整形外科の先生は母が要介護2ということをご存じで、
「いつでも 介護保険主治医意見書 を、書いてあげるよ」と
言ってくださっていたのを思い出しました。
それで、わたしはすぐに整形外科に電話して母の注射の予約を入れました。
そして、注射をしてもらうときに、介護保険の意見書をお願いして
書いてもらうことにしました。
そして、なんとか 介護保険の継続申請ができました。
補足:
「介護保険主治医意見書」について (あくまでも個人的な感想)
介護保険を“継続”する際の主治医は、“新規”に要介護認定を申請した際の
主治医と同じケースが多いと思います。
しかし、今回の実家のケースでは “新規”と“継続”で主治医が異なりましたが、
ケアマネージャーさんから 主治医は“同じ”にしないといけないという
指摘はありませんでした。
また、クリニックなどの外来専用の主治医の場合は、病状が悪化などして
他の病院へ入院することにより主治医が“変わる”ことがあると思います。
そして、そのような場合は、“その時点”での主治医に意見書を
お願いすることになるようです。